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MAGAZINE THE THR3E THINGS. NORTH SUBURBAN NEW AGE’S PROJECT.

2023.05.22 - Written by newagecreation

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【NEW AGE CARAVAN】出演バンド紹介

すっかり暖かくなってきて半袖の季節だな~と思いつつも、朝夜ちょっと冷えるので着るものに困ってます。

ということでイベントまで3週間切ったので、6/10当日出てもらうバンドの紹介を簡単にしていこうと思います。
ではフライヤー順に。


H8CALL

2014年結成、福島は会津若松市を拠点に活動。結成から2枚のDemo音源をリリースした後2018年には1st EP”Suburban Central”をリリース。
90’s NYHCを基軸にするも型に囚われないグルーヴを重視したサウンドに日本詩を乗せた“轟音”は国内でも希少なバンドと言えるだろう。

バンドカルチャーのみならずクラブシーンもテリトリーとする彼等のスタンスも大きな特徴だ。
2023年初頭にはDominate motty氏が運営するレーベルDarty Rats Recordsより1st Albumのリリースも公言されており、今後の活動にも要注目。

 

 

ZAP THE ALL TOWN

2017年結成、茨城は下館に拠点を置くロックバンド。映画オタクや電子音楽プロデューサー、ジャムセッションバンドのメンバーが在籍していることから多彩なアイデアを基に新しいハードコアのアプローチを確立させた。

2018年に1st EPを自主リリース後、2020年にH8CALL,DIKTATORと共に3wayスプリット「NEW AGE CREATION」をBROWN Recordsよりリリース。結成当初のNYHC直系からガラりとスタイルを変え、変則的なリズムにネガティブでヘヴィ、かつメロディアスなサウンドを乗せ、独自のイメージを構築。他に類を見ない存在感を放つ。

 

 

DIKTATOR

仙台市に拠点を置く、5人組ビートダウンハードコアバンド。2013年前身バンドを結成後、2016年からDIKTATORに改名。メンバーチェンジを経て2018年に現体制に。
NASTYやEasy Money、MerauderのJAPAN TOURのサポートや、2022年には国内最大級のハードコアイベントBLOODAXE FESTやSUMMER BASHへ出演。

裏路地系NYHC / タフガイHCにインスパイアされ、低い重心の硬く跳ねるモタりストンプグルーヴの揺さぶるノリで、腕引き千切りに行く危ないスタイルが特徴。単調に落ち続けずグルーヴで決め込む、彼ららしいビートダウンの美学を感じる。
自主企画「NORTH EYES TIMES」ではハードコア×アートワークなアプローチも行い、メンバーが手掛ける斬新なアートワークやマーチャンダイズにも要注目。

 

 

BORAI(菩來)

2022年始動のVo:Peyashi、Gt:Shota、Gt:Yuga、Ba:KEITA、Dr:Aaronによる仙台産D-Beatノイズクラストバンド。怒涛のD-beatに耳を劈くノイズギター、その爆音を浴びてる間は余計なことなど考える余地もなく、聴衆はトランス状態になってしまうだろう。


「ハードコア」というものを履き違えた認識で捉えている奴らを散見する昨今。重要なのは精神性であると分からせてくれるに違いない。やたらと細分化されたジャンルの垣根を越えてハードコアを体感出来るであろう。
ライブ映像

 

 

OLD FRIEND

2015年結成、山形県新庄市出身4人組ロックンロールバンド。アメリカ西海岸のHCシーンでもプレイするパンクロックバンド、そういったスタイルに憧れて自身なりに解釈した独自のサウンドを鳴らす。

固定概念という堅苦しい物に囚われず自由なスタイルを生み出そうとする彼らの姿勢はまさにロックンロールそのもの。オリジナリティ溢れる音楽性もさることながら、会場全体をOLD FRIEND色に塗り潰すかの様なライブパフォーマンスも魅力の一つと言えるだろう。

山形の奥地に、ヤバいと肌で感じれる最高のシーンが存在していることを当日も証明してくれる事だろう。

 

 

UNHOLLY11

2019年大阪にて結成されたVo.GKT Gt.Haruto Ba.Mizuki Dr.Shimintaによるビートダウンハードコアバンド(もう1人のギターは募集中とのこと)。今やメキメキと頭角を表している若手ハードコアクルー”WEST SIDE UNITY”の筆頭バンドである。2021年3月に初ライブを行い同年9月に2曲入った1stDemoをリリース。主に東名阪などで頻繁にライブを行なっている。

ズルズルと引き摺り込まれるようなリフと重厚なドラムワークにボーカルのGKTのタフボイスが絶妙に絡む。ただ最近の曲の中にはドラムがブラストビートやDビート、ボーカルも吐き捨て系のシャウトを使ったりなどといった所謂デスメタルやクラスト系のアプローチもあって今後どう言った進化を遂げていくかも楽しみなバンドだ。ライブではひたすらダークな雰囲気を醸し出しつつフロアも限りなく戦場にする彼等だが日頃からクルーの仲間や他地方の同年代と箱に限らずクラブや飲み屋で果てるまで遊び尽くしているのもまた印象的だ。当日はそのカオスなライブと同時に如何なる土地でも関係なくどこまでも遊び尽くすその様も注目して欲しいところだ。

 

 

SOILED HATE

2017年に結成し、メンバーの入れ替わりを経て2019年現在の5人体制に、同年1stDemoリリースを皮切りに本格始動。2021年にKLONNSとSPLITカセット、そして昨年待望の1stフルアルバムのリリースが記憶に新しい、vo. Ryø$uke、vo. O. Tatakau、gt. Zamohfied、ba. Hazuki、dr. Ryoからなる東京発ツインボーカル•パワーバイオレンス•ハードコア。

核にある90’sパワーバイオレンスにNYHC、デスメタルなどあらゆる音楽から混沌を抽出し、破壊的かつエモーショナルな世界観を体現。豊かな表現力と研ぎ澄まされた感覚の鋭さがまさしく新時代パワーバイオレンスと呼ばれる所以だ。しかしいくら説明をしたところで彼等のパフォーマンスを目の当たりにし、沸々と湧き上がる抑え切れない衝動に勝るものはない。拳を握り、フロアを力の限り踏みつけ、彼等のカオスが憑依するのだ。

 

 

BELMADIGULA

2022年より活動開始し、破竹の勢いで頭角を現した東京産BRUTAL HARDCORE BAND。極悪スラッジーなズルズルとしたサウンドに更なる追い討ちをかける攻撃的な疾走パートは必聴。不穏且つ危うさを纏う彼らのライブはまさに彼らのスタイルを体現していると言える。

3月から4月にかけZETTON×UNHOLY11と3way tourを行った他、3/3にライブアルバムをリリース。今後も勢いが止まる事を知らない彼らのGIGを見逃すな。

 

 

MURAKUMO

2019年結成、東京発5人組スラッシュ×パンクなクロスオーバーHCバンド。圧倒的存在感のあるUS出身ボーカル フィルのエナジー全開のステージングと、日本人ヤングによる安定感のあるグルーヴが特徴。ハイペースで活動する傍ら、昨年末リリースされた2nd EPは各所で話題となり、今後各地でリリースイベントが開かれることだろう。そんな今一番アブラの乗った状態な彼らのパフォーマンスは必見。

ドライブするスラッシーなグルーヴと自然と体を揺らされるストンピーなグルーヴの応酬で、有無を言わさずピットをモッシュの渦に巻く。LEEWAYからANTHRAXまで幅広いエッセンスを感じ、ウィンドミル・2ステップ・ダイブ・サークルモッシュなんでもありなまさにクロスオーバーなスタイルは、今の日本で貴重な存在。
クラシックなNYHCを高い密度で感じるという点からも、H8CALLとの共演が楽しみでならない。

 

 

DOZEONE

2022年結成、未だ謎のベールに包まれた東京発5人組HCバンド。VICECITYSLAVE、SPEAKEASY、EMBRACE THE WINGS等メンバーから構成される最若手注目株と言えるだろう。根底にあるのはNYHCライクな8ビートやビートダウン、そこに多種多様な音楽をバックボーンに持つ彼らのエッセンスが効いたサウンドは現代のクロスオーバーそのもの。

各地各所で遊びまくっているパッションが音楽性にも現れているような印象が強い。5/20日、東京若手クルーFCM企画FULL CONTACT MOSHにて初ライブ敢行予定。メンバーそれぞれに磨いてきたスキルとセンスが光る、間違いなくシーンに風穴を開けていくであろう彼らの今後のムーブは見逃し厳禁。

 

 


BROWN Records

2018年設立、DIKTATORのKOYA(BROWN Jr.)が運営するディストリビューションメインのレーベル。ライブ会場やWEB上に店を構える。主にハードコアだが、ヒップホップやデスメタルなどジャンルレスに扱い、Tシャツやポスターなどオリジナルのマーチャンダイズも展開する。

2020年に初のリリースとなるNEW AGE CREATIONをプロデュース後、今回のイベント運営にも関わる。2023年はとあるコンピレーションアルバムも計画中。

 

 

Healthy Independent

2023年 zap the all townのYuta Iida を中心に、健康な心と身体を維持する日常に寄り添う。をテーマに発足されたアパレルブランド。
オリジナルアイテムの他、マーチデザインなどを手掛ける。

NEW AGE CREATIONでは、2020年リリース時に販売された、Tシャツを制作した。

 


 

ということで6/10のNEW AGE CARAVANに出演してもらうバンドを紹介してきました。見ていただくとわかる通り、一辺倒にいわゆるハードコアだけのイベントではなく。同世代で、根底や精神・考え方的にハードコアに通ずるものがあるバンドに集まってもらいました。

ひとえにハードコアと言ってもジャンルも思想も細分化され幅広くありますが、要は何を考えどう動いているか。それが明確に示ているかが大事になってくると思います。そういう芯の強いバンドが今後を創っていくと確信していますし、それがNEW AGE CREATIONとしての動き方でもあります。

1回目の今回のイベントではそこを大切にしながら、バンドをピックアップさせていただきました。

今後大きくなっていくであろう、このCARAVAN。乗り遅れないようよろしくお願いします✌︎

 


NEW AGE CREATION INFORMATION

ABOUT NAC

【NEW AGE CARAVAN】
SPLIT EP RELEASE BASH
NEW AGE CARAVAN – CHAPTAR.1 –

北のはぐれ者三銃士が仕掛けるNEW AGEの集い。燻り続け2年半越しにレコ発を実現。
新しいHCのあり方を模索するNACプロジェクトに相応しい、オリジナリティ溢れる考え・スタイルを持った選りすぐりのバンドに集まってもらいました。

OP/ST : 14:00/14:30

TICKET : TiGET
INFO : Instagram / Twitter

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