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MAGAZINE THE THR3E THINGS. NORTH SUBURBAN NEW AGE’S PROJECT.

2023.04.19 - Written by newagecreation

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【NEW AGE CREATION】 #01 リリースまで

2020年末、H8CALL, ZAP THE ALL TOWN, DIKTAOTRの3バンドによりリリースされた3WAYスプリット、NEW AGE CREATION。リリース直後、世情も相まり思うように動けず、思考と鬱憤だけが積もる日々。それから2年半、満を持して2023年6月10日 新宿アンチノックでリリースイベントを開催が決定。

開催を記念してNACがリリースされるまでの経緯や想いなどを、各バンド2人ずつが代表して対談形式で自由に語ってくれた。

長尺の対談となったため、4部に分けてお届けする予定。メンバー間の、内に秘めた想いがありつつも、肩の力が抜けた会話を楽しんでもらえたらと思う。


—この度はNEW AGE CREATION(以下NAC)について聞いていきたいと思います。よろしくお願いします。

—まずは各バンドの自己紹介からお願いしたいと思います。スプリットの順に倣ってH8CALLからお願いします。

Billy B)H8CALLのBilly Bです。ボーカルやってます。

KYOKI)H8CALLのKYOKIです。ギターをやってます。

—次はZAP THE ALL TOWN。

ZAP-K)ZAP-Kです。ベースです。

Yuta Iida)Yuta Iidaです。ギタリストとコンポーザーです。

—ではDIKTATOR。

BROWN Jr.)ギターのKOYAです。

TENKI)ギターのTENKIです。

—よろしくお願いします。

—アルバムのリリースが2020年12月21日ということで、約2年が経過しましたが改めておめでとうございます。

一同)ありがとうございます。

—今回にあたり皆さんのnoteなどの記事を読んできたのですが、ユーキ君(Billy B)のnoteによるとZAPは2016年、DIKTATORは2017年からと、かなり前から親交があったみたいですが、スプリットを出す発端、経緯があったら教えてください。

Billy B)きっかけは前にZAPでギター弾いてたユウタ(TDT)と俺かな。DIGGING GRAVESだった時から、一緒に音源出したいねって喋ってて、もともとはZAPとH8CALLの2wayの予定だった。
けどDIKTATORもその時よく一緒にやってたから、3wayにした方が面白いんじゃないかって話になって。

BROWN Jr.)ユーキがその話をしているのと同時にキョーキ(KYOKI)ともした記憶が若干あって。

KYOKI) GRASSROOTSで飲んでた時だよね。

BROWN Jr.)そうそう、ユーキは別でそういう経緯があって、俺とキョーキは別の経緯があるっていう。

Billy B)まあ、ちらほら出てたって感じか。

KYOKI)それがいい感じにぶつかってNACになったみたいな。

—音源を出すと決めて動き出したのはいつ頃なのでしょうか?

Billy B)多分あれじゃない?俺が茨城の子と付き合ってた時ぐらいだよ。

KYOKI)めっちゃ前だな(笑)

Billy B)3、4年前くらい?その時はよく茨城に行ってて、多分SCUM TO BACKのライブ見に行ったんだよね。TO THE EGDEとか出てたやつ。

ZAP-K)あの日はスカムは出てなくて、TRUE FIGHTが出てたんだよね。

Billy B)だっけ?

ZAP-K)To The Edgeも来るから見に行ったらTDTとユーキとヨースケさん(SCUM TO BACKのVo.)もいて、コンビニの駐車場でそういう話をした。

Billy B)そうそう(笑)そん時だから3、4年前の夏ぐらいかな多分。

—ZAPに関してですが、TDTさんとは途中まで一緒に曲を作っていたのですか?

ZAP-K)曲が出来上がって、レコーディングするってなった時に脱退ってことに。

Billy B)脱落?(笑)でも一緒に曲は作ってたの?

ZAP-K)いやもうイイダユウタ(Yuta Iida)が作り上げてて、これを弾いてくださいみたいな感じ。

Billy B)はいはいはい。じゃあいるようでいなかったみたいな感じだ。Tの方のユウタは。

ZAP-K)まあそんな感じだったかな。

Yuta Iida)動き出しが俺たちだけすごく遅くて、本当だったらみんなで作っていきたかったんだけど、もうその時間もなくて。それで俺が作ってみんなに譜面を配る形になった。

—DIKTATORとH8CALLはどの様にして曲を作ったのですか?

BROWN Jr.)曲は元からあったやつと新しく作ったやつって感じだね。

KYOKI)じゃあ全くおんなじ感じだと思う。

Billy B)俺らもなんとなく曲は作ってて、スプリット作るってなったから、これ入れよっかみたいな感じと、スプリット用に作ろっかみたいな。

BROWN Jr.)同じく。

TENKI)まんま同じです。

—ZAPは動き出しが遅れたとのことですが、2曲とも1から作ったのでしょうか。

Yuta Iida)その通り。

—みなさんご苦労様でした。

Billy B)ご苦労様でした。

一同)(笑)

—スプリットのリリースに当たり、マーチやWebサイトなどが凝っててすごいと思ったのですが、苦労した点や、盛り上がった点を教えてください。

BROWN Jr.)まずタイトル案をみんなで出そうぜってなって、カズヤ君(ZAP THE ALL TOWNのVo.)がポッと言った「NEW AGE CREATION」が良いねってなって。そっから俺がざっくりジャケを作って話を進めた気がする。どっかのタイミングでテンキ(TENKI)とカズヤ君が絵とか文字書いて。

TENKI)1バンドずつで絵描きましょうみたいな流れになってたけど、それが叶わなくて、絵描ける俺とカズヤさんでタッグ組んだ。それでロゴをコーヤ(BROWN Jr.)に書いてもらって、俺が点打ってみたいな。

BROWN Jr.)そうだね

TENKI)合わせ技みたいな

BROWN Jr.)ジャケはイラストをカズヤ君が描いて、俺がロゴ描いて、テンキが最後仕上げてくれたみたいな感じか。

—紆余曲折あって辿り着いた感じですね。

BROWN Jr.)ジャケはそうだね。

TENKI)いっぱいあった気がする。

Billy B)作り方から、どう作るかとか、デザインもあのスタイルになるまではだいぶ色々あったかな。

BROWN Jr.)ジャケが出来上がるのに結構時間かかったよね。

TENKI)長かった気がする。

BROWN Jr.)多分、話が始まる前後で段々コロナが出始めて、リリースも後ろ倒しになっていった、、、って感じだったなぁ。

TENKI)コロナとドン被りだったからね。

Billy B)なかなかすんなりのリリースではなかったかな。

BROWN Jr.)ライン見返すと2020年の4月にリリースってなってたけど、コロナでだめで、それで7月ってなったけどそれも難しくて。でも流石に年内には出したいよねってなって、なんとか12月に出したような感じだったな。

—コロナがかなり関係していますね。

BROWN Jr.)それでレコ発も出来てなかったしね。で、ジャケはそんな感じで、CDの盤面は俺が仕事終わりにこそこそずっとやってて、、、結構しんどかった(笑)

TENKI)コーヤは結構死にかけてたからね〜

BROWN Jr.)今考えたら結構怖いスケジュールで生きてた。終電で帰ってまだ時間あるって感覚になってて、そっから2時間くらいジャケとかの作業やって、寝て、次の日仕事行くみたいな生活が結構続いてた。

TENKI)よく死ななかったなって思ってます。

BROWN Jr.)ていうのが色々あった後にHealthyがマーチを作ってくれたって感じかな。

Yuta Iida)Healthy Independentっていうアパレルブランドを俺とカズヤさんと司会をやってくれてるカナちゃんと3人でやってて、そこからTシャツは出すって話にしてもらった。
デザインはHealthyの3人で話し合って、フェスのTシャツによくあるバックにアーティストのラインナップが書いてあるデザインを採用して作った感じです。

Billy B)リリースをBROWN RecordsにしてマーチをHealthyにしてみたいな自分らでだす意向は最初からあったかな。

Yuta Iida)それぞれがやってるサイドプロジェクトから、みたいな。

—コーヤ君とテンキ君は他のバンドからデザインを頼まれたりしてて、そういうのは良くあることなのかなって思ってたんだけど、100%スプリットメンバーだけでやってたのはかなり印象的だったなと。

TENKI)めっちゃDIYしたよね

BROWN Jr.)あとはホントWebくらいじゃないかな。

TENKI)そうだね、カナちゃんにやってもらった。

BROWN Jr.)あとは全部こっちでやるかっていう。

—頑張った点や楽しかった点を聞かせてください。

BROWN Jr.)はい、じゃああれ。リリースの時のアナウンスの仕方とか

一同)あぁ〜

Billy B)アプローチの仕方とかめっちゃ作戦練ったかな。

BROWN Jr.)結構話したよね。結果的に色んな人に良かったって言ってもらえたし。

—SNSで同じ時間に投稿したり、リリースする用の画像を用意したりしたところ?

BROWN Jr.)そうそう、小出しにしてみたいな。

Yuta Iida)その辺はコーヤが先陣切って色々作戦を練ってくれた。投稿のタイミングだったりどういう形で出したら良いのかっていうのはコーヤから発信してもらって、それにみんなが賛同していったから、コーヤに聞くと色々裏付けが出てくるんじゃないかな。

BROWN Jr.)その辺は多分あの時のノリですけど、俺は文章を頑張ったなって思いますね。Web、CDのブックレットに入ってるセルフライナーノーツ、俺らこんだけ頑張ったよーっていう文章とか。今書けるか分からないけど、あの時は何度も見返して言葉を変えたり、ボーカルみたいなことやってたなって。

Yuta Iida)あの文章ってコーヤシグネチャーがかなり強いんだけど、どこにインスパイアされてるとかってあるの?質問になっちゃうんだけど。

Billy B)回し始めた(笑)

BROWN Jr.)文章の書き方?内容?

Yuta Iida)内容とか言い回しとか、すごいコーヤ節が出ていてオリジナリティがあるなって思って。

BROWN Jr.)なんだろう、普通にレコ屋のレビューとか、レコードに書いてあるちっちゃいやつとか。

KYOKI)ちっちゃいやつね(笑)

BROWN Jr.)あと昔のレコードで、ライターの人があーだこーだ書いてるのとか見るのが好きで、当時は見てた量も多かったからそれっぽい文章になったんだと思います。今はもう離れちゃってるから書けないかもしれないです。

Yuta Iida)その辺がインプットになってたんだね。

BROWN Jr.)あとは俺らがどんだけすごいかってのを良い感じに書きましたね。リリース前だけど、20年後も残るみたいなこと書いちゃった気がするんで、残していかないと。

—SNSやリリースの仕方とか全体的な統一感からただのスプリットじゃ終わらないぞ感が出てたと思うのですが、どう考えていたのですか。

Billy B)最初から全部考えてたっていうよりかは、ミーティングを重ねていく中で出てきた話とかもあった。何か起こそうっていう気持ちは仲が深かったからこそ出せたのかなと思っております。

BROWN Jr.)良くも悪くもNACって名前が出来ちゃったもんだから、それに引っ張られてもっと色々やった方が良いんじゃないかって進んでた気がする。

TENKI)そうだね、一個決まって、それが終わったら次の段階、みたいな。

BROWN Jr.)ユーキが言う仲が良いってのもあるけど、近い県で、近い考えで、やってる音楽も近いっていうのが東北とか北の方だとあんまりないけど、奇跡的にうまく組み合わさった感じ。東京とか関西だったら可能性はあるかもしれないけど、こっちだとホント奇跡みたいなもんだから、それもプラスに働いた気がする。

Billy B)何もない土地だからこそ、何か起こそうっていう気持ちはそれぞれあったのかな。全部が当たり前じゃないみたいな。

Yuta Iida)確かに。さっきコーヤが言ったみたいに俺も名前に引っ張られていった部分がかなり大きいと思ってて、それぞれが個々に持っていた一種のコンセプトを持って進んでったプロジェクトだから、スプリットを出して終わりみたいなのがなくて、どんどん続いていく、連続性を持った物になっていったと俺は思ってる。


次回はNEW AGE CREATIONリリース後についてのインタビュー記事をお届けします。


NEW AGE CREATION INFORMATION

ABOUT NAC

【NEW AGE CARAVAN】
SPLIT EP RELEASE BASH
NEW AGE CARAVAN – CHAPTAR.1 –

北のはぐれ者三銃士が仕掛けるNEW AGEの集い。燻り続け2年半越しにレコ発を実現。
新しいHCのあり方を模索するNACプロジェクトに相応しい、オリジナリティ溢れる考え・スタイルを持った選りすぐりのバンドに集まってもらいました。

OP/ST : 14:00/14:30

TICKET : TiGET
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